グローバル月間 島大アンバサダイベント "Discover Japan!Traditional Tea Ceremony and Garden" を開催しました

公開日 2025年11月25日

2025年11月18日(火)、島大アンバサダはグローバル月間イベントの一環として、「Discover Japan!Traditional Tea Ceremony and Garden」と題した文化体験イベントを開催しました。イベントには、アンバサダである日本人学生3名と留学生6名が参加し、大学近郊に所在する「菅田庵」を訪問しました。

菅田庵は、江戸時代中期に松江藩松平家7代藩主治郷(まつだいらはるさと)、通称・不昧公(ふまいこう)自らが設計・作庭した茶室と庭園で、松江の茶の湯文化を今に伝える重要文化財です。当時の松江藩家老・有澤家は、230年以上経った現在も当初の建築・庭園を改変せず守り続けています。

一行は、有澤氏からの丁寧な説明に耳を傾けながら、御風呂屋、菅田庵、向月亭そして庭園を鑑賞し、不昧公の細部にまで行き届いたきめ細やかな心遣いを感じ、茶の湯への思いに触れました。留学生たちは、建造物の屋根の材料や茅葺屋根の吹替の頻度などについて積極的に質問し、日本の歴史的建造物への理解や興味を深めていました。その後、松江の銘菓と共に抹茶をいただき、不昧流の所作やもてなしの心に触れることで、日本文化の奥深さを体感しました。

今回の訪問は、留学生にとって日本人学生との交流を深めるとともに、日本文化への理解を深める良い機会となりました。また、島大アンバサダにとっても、本学の魅力を海外に発信する上で新たな視点を得ることができ、今後の大学紹介やキャンパスツアーに活かせる有意義な体験となりました。

①グローバルコモンズで自己紹介  ②菅田庵の入口で集合写真

③苔路を歩く  ④御風呂屋の前で

⑤菅田庵  ⑥向月亭前