第9回中国サロンを開催しました

公開日 2022年11月04日

 10月20日(木)、第9回中国サロンを行いました。このサロンは、島根大学・寧夏大学国際共同研究所と島根大学国際センターの共催により、中国や国際交流に興味を持つ学生や教職員の交流の場として企画しているもので、今年度は、島根大学中国留学生学友会の協力を得て、毎回1つの地域を選び、その地域出身の中国人留学生にふるさとの様子について紹介してもらっています。今回は法文学部4年の張麟楓さんと生物資源科学部2年の丁卓恒さんに、ふるさとである浙江省を紹介してもらいました。学生25名と教職員4名が参加しました。
 浙江省は、中国の東部沿岸地域に位置する省で、古くから「江南」地域と呼ばれ、歴史的要所として発展してきました。また、一人当たりの年間可処分所得が中国一高く、都市部だけでなく、農村部も経済的に発展していることでも知られています。
張さんによると、「江南」とは、江蘇省から浙江省北部の、太湖周辺のデルタ地帯のことだそうです。杭州の西湖や古鎮(古い村)など、水辺の美しい景色が特徴で、古代から物語の舞台になっているとのことです。たくさんの映像や写真を用いて、美しい風景や文化について紹介してくれました。また、丁さんの出身地である寧波は貿易都市で、貨物取扱量世界一を誇る舟山港を有しています。また、浙江大学等の高等教育機関の状況や、湯円と呼ばれる団子等、おいしそうな特産品も紹介してくれました。
 今回は、昼休憩の時間に開催時間を合わせたことから、参加人数が増えた一方で、意見交換の時間は短くなってしまいましたが、サロン終了後も、学生間で積極的に交流する姿が見られ、このような活動の開催意義を強く感じることができました。

今回の発表者
今回の発表者 丁さん、張さん

発表の様子
発表の様子

会場の様子
会場の様子