公開日 2021年12月23日
島根大学グローバル化推進本部国際センターは12月8日、留学生向けセミナー「神楽~日本の伝統芸能を知ろう/Kagura~KNOW THE REAL JAPAN」を開催しました。これは、「しまねの里山と世界をつなぐ縁結びプロジェクトin邑南町」の一環として実施している本学留学生と邑南町の方との交流イベントです。今年度第3回となる本事業のイベントでは、島根県邑南町の美穂神楽団から団長様をはじめ2名をお招きし、神楽について講演いただきました。本学から母国待機中の学生を含む12名の留学生と日本人学生2名が参加しました。
セミナーは、神楽の基本的な説明から始まりました。多くの留学生にとって、「神楽」はなじみのないもののようでしたが、神楽の成り立ちや「かぐら」の漢字について丁寧に解説していただくことで理解ができたようです。また、お二人がなぜ神楽団に入ろうと思ったか、演じるうえで楽しいことや大変なことなど、演者としての生の声を聞かせていただきました。
次に、お二人が所属する美穂神楽団の紹介動画を上映しました。留学生は、動画から神楽の音や雰囲気などを感じ取り、その魅力を体感したようです。
その後の質疑応答の時間には、参加者から様々な質問が出ました。「神楽はメインの仕事ですか」や「神楽団に入団後、どのくらいで舞台に立てますか?」、「公演の前は特別に何か食べますか?」というものまで、セミナーを通して神楽に関心を持った参加者は積極的に発言していました。
本センターは今後も、このようなセミナーを通し、大学及び本学留学生と地元地域のグローバル化に尽力して参ります。
なお、このセミナーで上演した動画は国際センターの公式YouTubeチャンネルで公開しておりますので、ぜひ皆様もご覧ください。
動画リンク→https://youtu.be/mb2SOiBdd_I
※この動画は、本事業を実施するにあたって採択された日本学生支援機構留学生地域交流事業の「中島記念国際交流財団助成」助成金で作成されたものです。