公開日 2021年10月22日
島根大学グローバル化推進本部国際センターは10月6日、日本の昔話を題材に海外の学生とオンライン交流を行う「第2回むかしばなしカフェ」を開催しました。今回は「鬼婆と小僧(三枚のお札)」を題材とし、オーストラリア・モナシュ大学の学生7名、本学の学生8名の合計15名が参加しました。
むかしばなしカフェでは毎回、昔話を途中まで読み、その続きを日本語学習者に考えてもらっています。
今回のむかしばなしカフェでは、和尚さんに身を守るお札をもらった小僧が山へ行き、家に泊めてくれた老婆が人食い鬼婆だと知ってお札を使って逃げようとしたところまで読み、その続きをグループで考えました。
学生たちが考えたストーリーは4つあり、「和尚さんを倒すために、鬼婆は自分を強くする魔法の薬を作ったが、和尚さんがそれを先に飲んでしまって鬼婆を倒し、相撲力士みたいに鬼婆を山の方に投げた。」「和尚さんはいい鬼婆になって、悪い鬼婆を倒した。」「小僧はお寺に逃げて、和尚さんと小僧は仏様にお祈りして、鬼婆を倒すようお願いした。仏様がその願いを叶えた。」「小僧はお寺に逃げたが、和尚さんと鬼婆が仲良くしている写真を見つけた。実は和尚さんと鬼婆は昔からの友人で、小僧にいたずらをしたということが分かった。」など、それぞれ大変ユニークなものでした。
第2回目の開催となったモナシュ大学とのむかしばなしカフェは、モナシュ大学生から「生の日本語を日本人から聞き、昔話について話すことができて楽しかった」といった感想が寄せられるなど、両大学の学生ともに満足できたイベントとなったようです。
島根大学は今後も積極的に、オンラインでのグローバルな国際交流を行っていきます。