公開日 2021年07月21日
国際センターは6月30日、島根県内の企業に就職を希望する留学生を対象に、インターンシップ支援制度の説明会を開催しました。人文社会科学研究科、総合理工学部、生物資源科学部などから留学生8人の参加がありました。
島根大学は、大学独自の「島根大学留学生受入支援基金」を財源とする奨学金制度を設けています。大学は県内の企業20社の支援からなるこの制度を用いて、2016年度より留学生のインターンシップ参加を促進し始めました。インターンシップ奨学金制度の主な対象は、島根大学卒業後に県内での就職を希望し、日本語が堪能(日本語で高等教育を受けられるレベル)な長期留学生で、特に大学・大学院の正規課程在籍者にあたる学生です。この制度では、60時間以上のインターンシップを行い、その後就職が決まった留学生には祝金も支給されます。
留学生の就職に関して、島根大学は文部科学省の「留学生Iターン就職促進プログラム」に、東洋大学(幹事校)や金沢星稜大学とともにコンソーシアムとして採択され、日本での就職を考える留学生を支援しています。この一環として、島根大学と東洋大学の留学生による地域課題解決合宿型インターンシップを行っています。他大学と合同で実施するインターンシップは、留学生が首都圏と地方の就職事情の違いを知り、就職に対するモチベーションを高める機会になっています。
島根大学は留学生の就職やインターンシップに関して、説明会や個別面談などの形で留学生の就職の意欲を高める取り組みを行っています。今後も大学が企業と留学生の交流を橋渡しし、留学生の県内企業への就職促進に取り組んでいきます。