国際センター長あいさつ

■ようこそ、国際センターへ! 

 私たちは今、様々な課題が複雑に絡み合うとともに、グローバル化の進展に伴い、1カ国だけでは課題解決ができない相互依存の時代に生きています。今後もこの傾向は変わらないと思われます。

 このような時代に対応するため、島根大学は、大学の国際化と、国際社会に通用するグローバル人材の育成に、これまで長く取り組んできました。

 

 大学の国際化に関しては、グローバルスタンダードで高等教育を行なう大学として、2025年7月現在、27カ国、93の大学・研究機関等と学術交流協定を締結し、共同研究や交換留学などを進めています。また外国人留学生を積極的に受け入れ、年間250名以上の外国人留学生が島根大学で学んでいます。外国人留学生に対しては、日本人学生もしくは先輩の留学生をチューターとして各人に配置し、日本での生活や学業のスタートアップ支援を行なうなど、きめ細やかな支援を行なっています。また県内就職をはじめ、日本での就職についてもサポートしています。出身国ごとの海外同窓会も順次、設立を進めています。

 

 国際社会に通用するグローバル人材の育成に関しては、「しまだい留学Week」や「グローバル月間」などのイベント期間を設けるとともに、海外研修プログラムを用意し、また留学支援なども行ない、年間300名以上の学生が海外に渡航し、グローバルな視野の育成を進めています。また、大学内に、日本人学生と外国人留学生が自由に交流できる「グローバル・コモンズ」というスペースを設置し、定期的に交流イベントを開催して、学内にいながら国際感覚を身につける機会を設けています。

 

 このような大学の国際化、グローバル人材の育成を推進しているのが、国際センターです。

 

 島根大学はまた、県や市町村などの地方公共団体や、地域の企業と密接に協力を図っています。地域に根ざし、地域課題の解決、地方創生に貢献する大学として、島根大学が、さらに時代のニーズにマッチした大学となるよう、努力を続けて参ります。

 

                           

                                                                     国際センター長
教授 坂根宏治