公開日 2025年10月29日
2025年10月23日(木)、インド・コーチン科学技術大学の海洋地質学・地球物理学科の教員および学生7名が島根大学の大谷学長を表敬訪問しました。
一行は、科学技術振興機構(JST)が実施する「国際青少年サイエンス交流事業(さくらサイエンスプログラム)」により来日しており、受入れを担当する総合理工学部のアンミニサシダラン・シルパ助教を中心に、学内でのワークショップや、島根半島に広がる独特な地質のフィールド調査などを通じて、7日間にわたる研究交流を行いました。
表敬訪問の冒頭では、大谷学長が、島根大学の学生との交流が将来的な共同研究の創出につながることを期待していること、また、日本古来の伝統文化が息づく松江での滞在を楽しんでほしいとの思いを述べました。続いて、コーチン科学技術大学のRatheesh Kumar博士からは、島根半島の地理的特徴を研究できることへの期待に加え、日本文化や食、松江の美しい景色を楽しみにしているとの言葉がありました。
懇談では、コーチン科学技術大学が所在するケララ州がインド南西部に位置し、海産物が豊富であることから、松江との共通点が話題となり、終始和やかな雰囲気の中で会話が弾みました。
両大学は2016年に大学間交流協定を締結して以来、継続的な研究交流を重ねています。今回の訪問を契機として、新たな学位プログラムの創設の可能性についても期待が高まっています。
 
 
集合写真
前列左より、アンミニサシダラン・シルパ助教、大谷学長、Ratheesh Kumar博士(コーチン科学技術大学)
後列、コーチン科学技術大学の学生の皆さん
表敬訪問に続き、島大アンバサダによるキャンパスツアーが行われました。参加者は2グループに分かれ、島大アンバサダの案内で学内を巡り、博物館では島根県をはじめ山陰地方で採取された鉱物の展示や地形模型を熱心に見学し、地域の地理的特性への理解を深めていました。
 


 
 
      

















