公開日 2025年05月26日
2025年5月21日(水)、科学技術振興機構(JST)さくらサイエンスプログラム推進本部の藤木完治本部長および小西隆参事役が本学を訪れ、大谷学長らと面会しました。
JSTは、近年研究力が急速に成長し、優秀な若手研究者が多く輩出されているインドとの連携強化を目指し、「インド若手研究人材招へいプログラム」を昨年度開始しました。本プログラムは、インドの大学院生やポストドクターを対象に、日本での研究滞在を支援するもので、将来的な学位取得や共著論文作成を促進し、グローバルな「知」の交流を推進することを目的としています。本プログラムは、2025年度以降に本格実施される予定であり、2024年度採択分はフィジビリティスタディとして実施されています。
本学では、生物資源科学部のヘマンス・ヌータラパティ准教授の交流計画が採択され、インド工科大学ハイデラバード校(IITH)から博士課程の学生1名を4月から9月までの6か月間招へいし、共同研究を実施しています。また、7月にはインド側の実施主担当者であるIITHのPanda教授を招へいし、日印共同指導のさらなる発展に向けた協議を行う予定です。
面会では、大谷学長、片岡グローバル化推進担当副学長、およびヌータラパティ准教授に対し、藤木本部長よりプログラムの概要や実施状況について説明があり、2024年度はヌータラパティ准教授の交流計画を含め45件(55名)が採択され、2025年度には300名の招へいを予定していることが報告されました。本学は、インドとの学術交流を積極的に推進しており、本プログラムを通じてより多くの大学院生・ポストドクターを招へいすることで、日印両国の研究連携を深め、グローバルな視野での研究活動に貢献することが期待されます。
続いて、ヌータラパティ准教授への交流計画の実施についてヒアリングが行われ、准教授からは交流計画の進行における課題や改善点について具体的な意見が述べられました。
今後も本学は、インドを始め国際的な研究交流の拡大に努め、世界を舞台に活躍する研究人材の育成を目指します。
▲意見交換の様子
左から:藤木完治本部長、小西隆参事役、ヘマンス・ヌータラパティ准教授、片岡佳美副学長、大谷浩学長
▲ラマン博士胸像の前で
左から:小西隆参事役、ヘマンス・ヌータラパティ准教授、Pooja Duttaさん(IITH博士課程3年生)、藤木完治本部長