インド工科大学ハイデラバード校との中核的学術研究拠点設立に関する協定書調印式を執り行いました

公開日 2025年06月04日

2025年5月12日(月)、松江キャンパスにて、島根大学とインド工科大学ハイデラバード校(IITH)の中核的学術研究拠点設立に関する協定書の調印式が執り行われました。調印式には、IITハイデラバード校のB.S. Murty学長をはじめ、駐日インド大使Sibi George夫妻、在大阪・神戸インド総領事Chandru Appar夫妻、インド大使館参事官Yashawant Dev Panwar氏が出席しました。

この拠点は、起業家精神を持つ次世代の人材を育成し、日印両国の科学技術パートナーシップを強化するとともに、両国の産業の発展や社会貢献に寄与する学生・研究者を育てることを目的としています。島根大学とIITハイデラバード校の共同支援により設立され、学生交流プログラムの実施、共同研究やワークショップの開催、起業支援など、多岐にわたる活動が展開される予定です。これにより、両国の強みを活かし、学術・ビジネス分野の発展を目指します。

島根大学とIITハイデラバード校は、2019年に学術交流協定を締結し、それ以来、強固な学術連携を築き、教育・研究において大きな成果を上げています。インドの工学・技術分野で急成長を遂げるIITハイデラバード校が、日本の大学と共同でこのような拠点を設立するのは、今回が初めてのことです。

調印式では、大谷 浩学長が出席者への謝意を述べるとともに、「本拠点の設立を機に、両大学の関係がより一層強化され、学術研究交流が進展し、両国の教育・研究の発展に寄与することを心から期待している」と挨拶しました。

また、Murty学長は、「この協定書の締結は新たな章の始まりであり、IITハイデラバードと日本の大学との間で初めて設立される拠点となる。両大学の連携を深めることで、インド全体へとこの協力の輪を広げていけると確信している。両大学が協力することで、イノベーション、研究、経済成長を推進し、両国のより明るい未来を切り拓いていくだろう。」と述べました。

本拠点が日印の協力の象徴となり、革新的な研究と交流を促進することが期待されます。

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▲左より:Murty学長、Sibi George大使、大谷学長

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▲Murty学長と大谷学長

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▲下段左より:Panwar参事官、Chandru Appar総領事、Murty学長、Sibi George大使、大谷学長、増永理事、松崎理事

上段左より:Noothalapati准教授、山本教授、片岡副学長、坂根教授