公開日 2020年07月27日
島根大学国際交流センターは7月22日、第22回グローバルインサイトセミナーをオンラインにて開催しました。
今回は認定NPO法人Future Code代表理事であり、バングラデシュなどの貧困地域において医療支援活動を行う医師でもある大類(おおるい)隼人氏を講師に迎え、Future Code立ち上げの経緯とハイチ、ブルキナファソ、バングラデシュでの医療活動の内容、これからの世界との向きあい方などについて講演をいただきました。セミナーには医療を学ぶ学生を中心に29名が参加しました。
講演で大類氏は、世界の貧困を削減するためには医療の役割が大きいこと、また状況を変えるにはそこに住んでいる人々の生活自体にアプローチすることが重要である、などの示唆に富んだ話をあげました。参加した本学学生からは「話を聞いて共感するだけでは色あせてしまうので、少しでも行動に結びつけたい」といった積極的な意見があがりました。また今回のセミナーでは初めて、本学の海外協定校(中国・南京林業大学)の学生も自国からオンラインで参加しました。
国際交流センターは今後もこのようなセミナーを通じ、社会の最前線で活躍する方々の知見を学生へ提供していきます。
資料に沿って説明する大類氏