「留学生のためのオンライン交流会with邑南町」を開催しました

公開日 2021年12月01日

 島根大学国際センターは、「しまねの里山と世界をつなぐ縁結びプロジェクトin邑南町」と題し、島根大学留学生と邑南町の住民の方々とのオンライン交流会を2日間に分けて実施しました。邑南町との交流は2010年より毎年行っていますが、昨年度及び本年度は新型コロナウイルス感染防止のためオンラインで開催しています。今回は、〈1日目〉邑南町の通訳ボランティアとの交流、そして〈2日目〉邑南町の石見東小学校との交流を行いました。

 

 オンライン交流会1日目は、9月18日に開催され、本学から7名の留学生、また邑南町田舎ツーリズムから通訳ボランティア9名が参加しました。交流会では、トークテーマを「教育」と「福祉」に設定し、日本語と英語の2グループに分けて交流を行いました。

 教育のテーマでは、コロナによって学校教育はどう変わったかという質問や、学校の文化体験学習についての質問が出ていました。また、参加した邑南町の教育関係者から、自身の勤務する学校の生徒数が18名であることを聞いた留学生は、その少なさに驚いた様子でした。福祉のテーマでは、邑南町が推進するスポーツであるゴールボールについて話し、留学生はこのパラスポーツに興味を持ったようです。フリートークでは、邑南町にいる生物のオオサンショウオや伝統行事などが話題に上り、邑南町をより理解できる時間となりました。

 

 2日目のオンライン交流は9月22日に開催され、本学からは3か国より5名の留学生と、日本人学生ボランティア2名、石見東小からは児童25名が参加しました。交流会はクイズ形式で行われ、留学生、石見東小学校の生徒それぞれがクイズを出し合いました。中でも、韓国の学生が出題した「韓国で誕生日に必ず食べるものは何でしょう」という問題では、答えが「わかめスープ」であることに驚きの声が上がっていました。小学生は、邑南町の人口やスイーツなど、邑南町にまつわるクイズを英語で出題しました。第2回交流会では、日本人学生の通訳サポートもあり、全員の協力により交流会が進みました。

 

 両イベントの参加留学生からは、「邑南町について多くのことが分かった。今後邑南町に行ってみたい。」という声が聞かれました。

 

 本年度の交流会には、母国から参加した留学生もいました。コロナウイルスの影響で行動が制限される学生にもこのような機会が提供できたことで、オンライン交流の新たな可能性を開くことができました。島根大学は、今後もこのような交流を通し、大学と地元地域のグローバル化に尽力して参ります。

 

 【交流会1日目】

  
 

   

 

   

 

 

  【交流会2日目】

 

   

   石見東小学校の児童との交流の様子

 

   

   留学生によるクイズ1

 

   

   留学生によるクイズ2

 

   

   留学生によるクイズ3