公開日 2025年02月25日
2025年1月31日,ブラジル・サンパウロ大学で開催された日伯学長会議(Japan-Brazil University Rectors' Summit)に大谷 浩学長が参加しました。本会議は,日本とブラジルの大学間における研究・教育交流の促進を目的とし,ブラジル・日本外交関係樹立130周年を記念して,サンパウロ大学と筑波大学との共同により実施されました。会議には日伯合わせて20の大学の学長らが参加しました。
会議では気候変動をはじめとする日本とブラジルが共通して直面する地球規模の課題を主要テーマとして議論が行われました。大谷学長は「Ocean and Disaster Management」をテーマとするグループセッションにてモデレーターを務め,各大学の課題に対する取り組みについて活発な議論を展開しました。
また,日伯学長会議に先立ち,大谷学長は本学の協定校であるサンパウロ大学の哲学文学人間科学部を訪問し,Adrián Pablo FANJUL学部長および日本語日本文化専攻の織田准教授,山本講師らと懇談しました。島根大学とサンパウロ大学は2020年に協定を締結し,交換留学やオンラインによる学生交流を進めています。
懇談では,以前より協議しているダブルディグリープログラムの話題にも触れ,プログラム実現に向けた両大学の協力関係の強化を確認しました。
さらに,FANJUL学部長からは,サンパウロ大学の日本語コースが開設60年を迎え,今後のコース継続に向けても島根大学との協定は大変意義深いと発言がありました。
学長会議後,大谷学長はブラジル島根県人会の役員の方々を訪問し,県人会の歴史や現状について伺うとともに,島根大学とブラジル島根県人会との今後の連携の可能性について意見交換を行いました。
この度のブラジル訪問を契機に,島根大学とブラジルとの交流が一層深まり,さらなる発展が期待されます。
■日伯学長会議
■サンパウロ大学訪問
■島根県人会訪問