公開日 2019年07月19日
大学院自然科学研究科博士前期課程2年の橋本友太さんが,国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊として2年間ジャマイカへ派遣されることとなり,出発前に出口副学長(グローバル化推進担当),増永教授(生物資源科学部)及びJICA島根デスク岩田氏とともに服部泰直学長を表敬し,現地での活動について説明するとともに派遣期間中の抱負を伝えました。
青年海外協力隊は,日本政府のODA予算によりJICAが実施する事業で,現役の学生が合格するのは大変難しいと言われています。橋本さんは,生物資源科学部在学中にフィリピンの児童養護施設で行ったボランティア活動をきっかけに「海外でもっと深く活動したい」と協力隊に応募し,合格しました。
ジャマイカでは,首都キングストンからバスで2時間半ほど離れたポートランド教区ポートアントニオに赴任し,青少年を対象とする農業指導者育成プログラム支援に携わり,幼稚園から高校約70校で子供たちに環境に配慮した農業を教えることになっています。派遣前訓練を終え,現地への出発を直前に控えた橋本さんは,「子供たちに早い時期から栽培方法を教えることで,現地の活性化に貢献したい」と力強く抱負を述べました。
服部学長からは,「健康に留意し,困難な場面に遭遇しても自らの力で活路を見出せるよう取り組んで欲しい」と温かい激励の言葉がかけられました。
橋本友太さん(前列左)と服部学長ほか出席者