留学生研修旅行in邑南町の実施

公開日 2016年09月21日

 本学留学生の、島根の文化理解の更なる深化を図るため、島根大学と包括協定を結んでいる邑南町において,第7回目となる「留学生研修旅行in邑南町」を9月2日(金)から9月5日(月)にかけて実施しました。
 今回は8カ国14名の留学生とサポート日本人学生3名,引率教職員3名の計20名が邑南町を訪問し、「島根の農村と世界の縁結びプロジェクト2016」と銘打ち,県立矢上高校の文化祭訪問、市木国際交流まつり,農家民泊での田舎生活体験等を中心事業として実施しました。
 1日目、留学生たちはまず県立矢上高校の文化祭に参加し,母国紹介のプレゼンテーションを実施。その後高校生アンバサダの案内で文化祭の企画を巡り、抹茶体験や屋台の味を楽しんだほか、昼食や交流ゲーム等を通して親睦を深めました。
 同夜には地元出羽(いずわ)神楽団による石見神楽「紅葉狩り」を鑑賞し,舞に関するQ&Aや、衣装や面、楽器の体験もさせていただきました。
 2日目には、市木公民館にて市木国際交流まつりを開催しました。午前中は地域で稲作に携わる方々から、稲作の今昔について講義いただいた後、グループに分かれて各国の米事情などについて意見交換をし、最後にプレゼンテーションをしました。その後、市木地区で採れた米を使って、地域のお母さん方に邑南伝統料理「押し寿司」を指導いただき、共に舌鼓を打ちました。午後からは地域の方々にも参加いただき、留学生による国紹介や交流ゲームを実施したほか、しめ縄、折紙、竹とんぼといった日本の伝統工芸を、地域の達人に教わりながら体験しました。
 またこの日の夕方から2泊3日の農家民泊がスタートし、学生たちは各家庭において昔ながらの伝統的な暮らしや温かい人情を体感しました。
 最終日は市木小学校で児童との交流会を予定していましたが、台風接近による休校措置のため、会う事は叶いませんでした。しかしぜひ訪問の足跡を残そうと、小学校を訪問させていただき、黒板にサプライズメッセージを残すとともに、子供たちに向けたメッセージビデオの撮影を行いました。
 3泊4日の旅行の中で留学生たちは,邑南町の生活文化や伝統芸能に触れ、古き良き日本文化の奥深さを体感するとともに、地域の方々と様々な場面で時間を共有し、国籍、年齢、言葉、文化を越えて相互理解を深める貴重な体験ができたようです。

※ 市木小学校のブログにも、今回の留学生の活動が掲載されています。
http://blog.goo.ne.jp/ichigisho/e/472aabc6097fb9cabc684da67868476f

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矢上高文化祭でのプレゼンテーション

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矢上高文化祭でお茶のお手前を受ける

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稲作に関する講義で昔の農機具に興味津々の留学生

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地域の達人からしめ縄つくりを教わる

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出羽神楽団との交流会

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農家民泊で稲刈り体験

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民泊のお母さんに習って折紙作品を完成

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市木小学校の児童にむけた留学生からのメッセージ

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市木小の児童のみなさん、来年ぜひお会いしましょう!

 

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