留学生見学旅行in邑南町の実施

公開日 2015年09月18日

 本学留学生の日本文化理解の更なる深化を図るため,島根大学と包括協定を結んでいる邑南町において,第6回目となる「留学生見学旅行in邑南町」を9月5日(土)から9月8日(火)にかけて実施しました。

 今回は8カ国16名の留学生とサポート日本人学生3名,そして引率の国際交流センター教授ほか職員2名の総勢22名のメンバーで邑南町を訪問し、「島根の田舎と世界の縁結びプロジェクト2015」と銘打ち,農家民泊での田舎生活体験,第2回となる邑南町国際交流まつり,県立矢上高校及び口羽小学校での国際交流ワークショップなどを中心事業とし,実施しました。
 留学生たちは始めに県立矢上高校にて,高校生16名とともにワークショップを実施。第1部のクッキングでは邑南素材のピザを調理したほか、町内から切り出した竹で流しそうめん台や器を作成するなど、賑やかに共同作業をし、交流を深めました。第2部では高校生VS留学生で英語によるディベート大会を実施し,大いに盛り上がりました。また同夜には地元出羽(いずわ)神楽団の迫力あふれる石見神楽「滝夜叉姫」を鑑賞し,衣装や楽器の体験もさせていただきました。翌日には国際交流まつりを開催、ふるさとの味研究会による押し寿司作り指導のほか、よさこい踊り、やまんば太鼓,田植え囃子といった邑南伝統芸能を鑑賞、体験し、約70名の地元参加者も加わる中、和やかに交流を図りました。また同夜からは2泊3日の農家民泊を体験、各家庭において昔ながらの伝統的な暮らしや温かい人情を体感しました。そして最終日には口羽小学校を訪れ,自国紹介のプレゼンテーションを行ったほか、児童たちとのミニ運動会で汗を流し,楽しいひとときを過ごしました。
 3泊4日の旅行の中で留学生たちは,邑南町の生活文化や伝統芸能に触れ、古き良き日本文化の奥深さを体感するとともに、地域の方々と様々な場面で時間を共有し、国籍、年齢、言葉、文化を越えて相互理解を深める貴重な体験ができたようです。
 なお本事業は、中島記念国際交流財団の助成を受け、実施したものです。

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矢上高校の生徒たちと交流

 

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邑南国際交流まつりで地元の方から郷土料理を教わる

 

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農家民泊で昔ながらの日本の暮らしを体験                    

 

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口羽小学校で児童たちと運動会を開催

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