公開日 2014年09月12日
留学生の日本文化理解の更なる深化を図るため,島根大学と包括協定を結んでいる邑南町の協力のもと,国際交流センター主催の第5回目の邑南町見学旅行を9月6日(土)から9月9日(火)にかけて実施しました。
今回は, 19名の留学生(9カ国出身)と支援の島根大学生3名,そして引率の国際交流センター長ほか2名の国際交流課職員,総勢25名のメンバーで邑南町を訪ねました。今回は,「島根の田舎と世界の縁結びプロジェクト2014」と銘打ち, 毎年恒例の農家民泊での田舎生活体験に加え,新規の邑南町国際交流まつり,そして邑南町にある県立矢上高校、高原小学校での国際交流ワークショップを中心事業とし,中島記念国際交流財団の助成を受け,実施しました。
留学生たちはまず,県立矢上高校にて,高校生20名とともに,留学生の母国料理を作ったり,高校生から手打ちうどんや天ぷらの作り方を教わったほか,高校生対留学生で英語によるディベート大会を実施し,大いに盛り上がりました。また同夜には地元出羽(いずわ)神楽団の迫力あふれる石見神楽「八岐大蛇」を堪能し,衣装や楽器の体験もさせていただきました。翌日には今年初の取り組みとして同町一般市民約50人も参加しての国際交流まつりを開催しました。第1部ではふるさとの味研究会による地元伝統の押し寿司作りを行ったほか,第2部では奥野勝利さんによるミニコンサートのほか,やまんば太鼓,留学生によるファッションショーなど,留学生と地域の方々が楽しく有意義に交流することができました。同夜からは2泊3日の農家民泊で大学や都会地では味わえない日本の田舎ならではの伝統的な暮らしや温かい人情を体感しました。そして最終日には高原小学校を訪れ,全校生徒とお国紹介やゲーム等の楽しい文化交流を実施したほか,子どもたちと教室で共に給食を頂いたりしました。
留学生たちが,日本文化の新しい一面や温かい人情など今回の研修で経験したことを,今後の勉強や研究生活に大いに役立ててくれることを期待しています。
≪矢上高校≫ |
≪石見神楽≫ |
≪邑南国際交流まつり≫ |
≪農家民泊≫ |
≪高原小学校≫ |