第17回グローバルインサイトセミナーを開催しました

公開日 2019年03月08日

 2019年3月6日、国際交流センターでは、三菱マヒンドラ農機株式会社のスディール・ジャイスワル取締役副社長兼最高財務責任者を講師に招き、第17回グローバルインサイトセミナーを開催しました。ジャイスワル氏はインド出身で、同国のマヒンドラ・アンド・マヒンドラ社に長年勤務し、2015年にマヒンドラ・アンド・マヒンドラと当時の三菱農機株式会社が資本提携した2015年に副社長に就任しました。「Project evaluation and project risk management(プロジェクトの評価とリスクマネジメント)」という演題の下、インド及び日本における長年の経験に基づいて、リスクを発生させる要因や企業経営におけるリスクの把握の仕方、リスク管理に対する考え方を分かりやすく論じて頂きました。ジャイスワル氏は、経済のグローバル化や企業の海外展開の増加に伴って、従業員、顧客、取引先、出資者、官公庁等、企業活動に関与する主体が増加していることを指摘し、これらの関与者のいずれもが重要であり、相互の関係性を踏まえて、客観的にリスクを評価することが、合理的な経営戦略の実施にとって不可欠であることを強調していました。
 当日は、中海・宍道湖・大山圏域市長会と島根大学が協同して進めるインド人材受入・企業連携推進事業の一環で来日中だったインド人の研修生も、本学の学生・教職員に交じって講演会に参加しました。同じくインド出身のジャイスワル氏の話を熱心に聴くだけでなく、ジャイスワル氏の問いかけに対して積極的に答える様子が見られました。講師の話を聴くだけでなく、講師との間で双方向に議論をしながら、講演の内容への理解を深めようとするインド人研修生の様子は、会場にした日本人の学生・教職員にとっても良い刺激になったようです。


第17回グローバルインサイトセミナー17
三菱マヒンドラ農機株式会社のスディール・ジャイスワル氏による講演

第17回グローバルインサイトセミナー2
講演後に出口副学長を表敬訪問しました

 

 

 

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