公開日 2016年10月28日
10月24日、25日に(独)国際協力機構(JICA)による平成28年度青年研修事業で島根県地域国際交流協会連合会(FIEAS)が受け入れた小・中学校の理数科教育を専門とするアフガニスタンからの研修員18名が、本学松江キャンパス、生物資源科学部附属本庄農場、教育学部附属小学校及び附属中学校を訪問しました。
24日は、出口副学長表敬訪問や松江キャンパスの紹介を行いました。松江キャンパスの紹介は、島大アンバサダ(海外からのゲストに英語で大学を紹介する学生)によって行われ、研修員達は、真剣に学生の説明を聞いていました。その後、教育学部の理数科教育の講義や卒業研究指導の視察を行いました。それぞれの講義や指導に研修生達は興味深そうにしていました。研修員達は、9月26日からハラル食の提供を開始した学生食堂で昼食をとりましたが、島根での食事に苦労していた研修員達にとって、ハラル食を提供している本学の学生食堂はとても好評でした。また、生物資源科学部附属本庄農場では、農場で行なっている研究紹介を聞いた後、実際に農場内を歩き、施設を見学したり、農場で生産されたさつまいもやトマトジュースの試食を行ったりしました。
25日は、教育学部附属小学校及び附属中学校を訪問しました。附属小学校では、齋藤学校長表敬や算数と理科の授業視察を行いました。その後の授業を行った教員を交えた理科・算数授業に関する懇談では、視察した授業の感想からアフガニスタンと日本の授業の比較や学校運営まで幅広い議論が活発に行われました。午後は、附属中学校へ移動し、数学の授業視察、数学授業に関する懇談を行いました。懇談では、授業の狙いの説明、子どもが数学を好きになるにはどうすればよいか、積極的に授業に参加するにはどうすればよいか等の意見交換が行われました。
研修員達にとって、日本の教育現場、教員養成の様子を知ることができ、とても有意義なものになりました。
島大アンバサダによる大学紹介
本庄農場での視察
附属中学校訪問